石口工務店から、天然木をふんだんに活かした自信の住まい、ひばの家あすなろを、皆様にご紹介いたします。
現存する最古の木造建築である法隆寺の主要材である櫓材は1400年以上の歴史があります。
今主流の新建材の歴史と違い、本物の木には、人間と共に生きてきた歴史と伝統があります。
日本の伝統技術のすばらしさと世界一と言われる職人による匠の技が活きた家造り─、今こそ本物に目を向ける時代に来たことを強く感じています。
十分に乾燥させた天然の木から、強くて情緒豊かな家が生まれます。
日本の伝統的な木造住宅の真髄は「木を生かす」ことにあり、その技法によってうまく生かされて、木は100年・200年と経過しても厳しい気候風土の中で、見事なまでにその持ち味を発揮します。
長い年月をかけて大自然の中で育った木は、断熱性・保湿性・弾力性・吸音性に優れており、空気をマイナスイオン化してくれたり、調湿作用があるなど、私たちの体に多くの働きをもたらしてくれます。
また、丈夫な天然素材ですから、木を生かして使えば何百年も変質せず、住宅でも経年劣化の心配もありません。そんな天然の木を生かし、有害物質を含まない建材を使った家造りへの積極的な取り組みが、今、改めて見直されていることも事実です。
近年の合理化住宅工法などで見られるホルムアルデヒドやトルエンなどの有機物質を含んだ建材の使用により、頭痛やめまい、さらには吐き気までをも催すシックハウス症候群と呼ばれる新築病が問題となっています。昔の家造りからは想像もつかなかったことです。
反面、木をふんだんに生かした住宅はそんなシックハウスとは無縁の住まいです。
また、自然の恵みにあふれ、人工的な機械換気の不要な木の住まいで暮らし続けることにより、私たちの体と心に良いとされる次のような恩恵があると言われています。
一、目への恩恵
木は、刺激の強い光を吸収し、心地よい光を反射します。人間の目にとって有害な紫外線を吸収する作用があると言われています。
二、耳への恩恵
コンクリートの建物の中で、いつまでも耳につく残響音も、木の住まいではとてもゆるやかな音として聞こえます。畳と同様、木には吸音作用がありますので、静かな室音環境をつくることができます。
三、感性への恩恵
木綿やウールの衣服が肌になじむように、木肌のあたたかさやぬくもり、そして木のうるおいさえも感じる住まいは、私たちの感情や情緒にもなじみやすいものです。
四、創造力への恩恵
美しい木目の模様を見つめているとそれがあたかも雲に見えたり波に見えたりと、いろいろな表情で私たちに訴えかけてくれます。自然の木の節が奏でるハーモニーとでも言える程、節は私たちに木のエネルギーを感じさせてくれます。また、いろいろな形に見える木目によって、知的な創造力を養うこともできそうです。
五、身体への恩恵
木は吸湿性が高く、結露やカビなどから住む人を守ります。そして、木をふんだんに使用した住宅は、小児ぜんそくやアトピーにも有効と言われています。また、木の香りは、森林浴のように自律神経を高め、心身の働きを活発にし、落ち着きとすがすがしい爽快感をもたらしてくれます。さらに、木から発生する精気は殺菌作用があり、特にひばの家には蚊が寄りつかない特徴があります。
長年、建築に培ってきた経験から申し上げますと、
「よい家造りのためには、まず、よい木選び」から始まります。
湿気に強い木・腐りにくい木・虫のつきにくい木・固い木・強い木・木目のきれいな木…など、豊富な木を循環させて、常に乾燥させた強い木として使用します。
そして、厳しい自然の中で育まれた原材をそれぞれの持つ特性が十二分に発揮できるよう、その適性を充分に考慮することが肝要となります。
例えば、敷地や地盤の基礎構造・建物の形状・通風や採光・温湿度環境や通気性など、木にとってより良い使用環境の中で、住まいの適材適所に用いてこそ、理にかなった手造りの住まいができ上がり、居住性・耐久性そして美的感覚にも富んだ本物の家造りができると考えます。
今、時代は資源の無駄を省き、古き良き物を見直す方向に動いています。
そして、限りある資源の維持のためにも、これからの住宅は二世代・三世代へと受け継がれていく時代です。
新築しても一生住宅ローンの返済に追われ、にもかかわらず建ててから25年くらいで寿命がきたり、建て替えをしてしまう話などを聞いていると、人間の人生もさることながら住宅の一生とは何なんだろうと考えさせられます。
これでは自然や環境の破壊に危惧しているのは私だけではないでしょう。
寿命の長い家は、資源にも家計にも負担の少ない家です。
資産価値の面からも、これからは100年は維持できる家造りが大切です。
無垢の天然木をふんだんに使用した家は、長きに亘り大切な家を支え続けるとともに、情緒的にも落ちつく健康住宅として、また、家族間のコミュニケーションを生み出す空間として、家族のライフスタイルの原点は家であることを再認識させてくれるに違いありません。
本来、木には湿度が高まれば吸湿し、乾燥すると適度な湿気を放出する力があります。
しかし、家の土台・床下・柱の一部など、目に見えない所の建材はいくら高耐久性能であるとうたっていても長く住まわれる中で、知らず知らずの内に腐りやすくなったりと、いずれは家の寿命に差が出てきます。
そこで、当社がおすすめするひばの家『あすなろ』の施工特長として、防湿と強度の耐久性を高めるために、「いつまでも強く長持ちする住宅は、まず足元から」という考えから見えない所にいくつかのこだわりを持った施工を取り入れています。
まず、三尺高の基礎には、床下全体の強度を高め、通風換気を促すために土台パッキンを施したり、場合によっては乾燥・防虫効果が高く、活性炭の30倍近くの脱臭効果のある天然ゼオライト系の呼吸性内装材を敷き詰めるなど、床下の換気をコントロールさせ、白アリやダニの住めない床下を造ります。
さらに、床下の施工へのこだわりとして、最近の住宅は外気を室内に入れないようにして気密性を高める施工方法が多く取り入れられていますが、
ひばの家『あすなろ』は、あえて外気を家の中に取り入れる仕組みになっています。
しかし、暑い夏や寒い冬に外気をそのまま取り入れると、冷房や暖房が大変です。
ちなみにひばの家『あすなろ』の床下の気温は、冬の外気温0℃の時に10℃前後、夏の35~36℃の時に27℃前後です。
井戸水と同じく夏は冷たく、冬は暖かい。自然の力を床下に施すことで、そんな快適な住まいができあがります。
また、外壁下地には自然の厳しさに耐えれる強度と耐久性を高めるために、当社独自の『耐震工事』を行い、そして、防虫・防腐性が高く、加えて木肌の美しさに優れたひのきやひば・杉材といった天然の木を適材適所でふんだんに使用することで、目に見えない所でもいつまでも朽ちることなく、高温多湿な環境下でも頑丈な構造で、大切な家を末永くしっかりと支え続けます。
今は何でも合理的に物が作られたり消費される時代です。
住宅建築も例外ではありません。
数の論理でスケールメリットを活かしたローコスト住宅に比べ、本物の木を使った木造住宅は建築費が高いのでは?と懸念されている方も多いと思います。
確かに天然の木を使った住宅は大量に生産されるわけにはいきませんが、産地からの経済的な仕入れと一本一本無駄のない使用、そして効率の良い施工作業により、思われている以上に低廉価なコストで造ることができます。
あの法隆寺を建立した聖徳太子は「和を以て貴しとなす」と聞いたように、ひばの家『あすなろ』は、「和(家族の輪)が生まれて有り難く、木(充実した気持ち)を活かせば人も活きる」といった当社の建築思想から生まれた住まいです。
昔からの知恵と経験を生かして造る住宅です。
生活が便利になり気忙しい日々に追われ、家族に目が行き届くことさえ希薄になっている現代。住宅の本来の役割でもある「家族の原点に帰れる家」が少なくなってきています。
人間は古くから自然の恵みを取り入れたり、自然と家族のつながりの中で共生してきました。
人工材の使用を最小限におさえ、体にも心にもやさしい自然がくれた贈り物である天然木に包まれた暮らし。そこには家族が一緒に集い、寛ぎ、語り合うことで、明日への生きる活力を育んでくれることでしょう。
家族一人ひとりの個性や思想といった、住まわれる人の心が住まいにもしっかり宿る家、ひばの家『あすなろ』は、古くても情緒豊かな表情を持つ本来の日本の家の姿と家族の新しいライフスタイルを追求した住宅です。
まさに古来から継承されてきた日本の家造りの文化と哲学を追求した住宅と言えます。日本の気候風土に適した本物の木の住まい、ひばの家『あすなろ』をおすすめします。
十分に乾燥させた天然の木から、強くて情緒豊かな家が生まれます。
大自然の中で育った木は、吸湿性・断熱性・保湿性・弾力性・吸湿性が高く、高温多湿の日本では、古来より建築の伝統技術の主流として継承されて来ました。
防湿と促強度の耐久性を高めるために、三尺高の基礎には、床下全体の換気をす土台パッキン工法を施し、外壁下地には、杉材の筋交いによる耐震工事を施し、そして防虫・防腐性の高いひば材を中心とした天然木を多用することで、高温多湿な環境下でも大切な家を末永くしっかり支え続けます。
あすなろを見学される際、是非ご覧いただきたいのが、ホール、廊下などに点在している、木の家にふさわしい数々のオブジェです。見ているだけで心も安らぐ事でしょう。
さりげなく掛けられた暖簾が空間を和ませます。
ランプからもれるやさしい光が廊下を演出しています。
重量感のある木のテーブルを置くだけで部屋が引き締まります。
木の素材を活かしたオブジェ。